日本数式処理学会2003年度通常総会を東京理科大学において 開催した.開催日時は,2004年4月10日 13時〜15時,出席代表会員は,齋藤友克,野田松太郎,竹島卓,高橋正,平野照比古,村尾裕一, 牧野潔夫,伊藤雅明,加古富志雄,元吉文男,沢田浩之,関川浩,佐藤洋祐委任状による出席代表会員は,桂重俊,西沢清子,野呂正行,穴井宏和,横山和弘,中川重和,鈴木正幸以上20名(総代表会員数20名)である.
ページの頭に戻る1. 選挙公示
選挙管理委員会は, 2004年1月26日会則並びに代表会員選挙規定により下記の事項を公示した.
日本数式処理学会代表会員選挙公示
代表会員選挙管理委員会は, 代表会員選挙規定により下記の事項を公示いたします.
以上により第7期代表会員の立候補を受け付けます.
立候補届出締切日 2月10日 届出場所 election@jssac.orgあてのメール
もしくは文書で 選挙管理委員長宛提出
選挙管理委員長宛は,
〒657-8501 神戸市灘区鶴甲 3-11
神戸大学発達科学部 数理情報教室 高橋 正宛立候補届出必要書類 氏名, 住所,連絡先,電話番号,メールアドレス を記載したもの 投票開始日 2月15日 投票締切日 2月29日(消印有効) 投票形式 選挙管理委員会交付の葉書 による5名連記の投票用紙に記載する 開票日 3月2日 第7期代表会員の任期 2004年4月1日〜2006年3月31日 第7期代表会員の定数 20名
2004年1月26日 代表会員選挙管理委員会 委員長 高橋 正 2. 投票用紙の交付
選挙管理委員会は2004年2月12日全会員に候補者のリストと投票用紙を送付した.3. 開票結果
選挙管理委員全員の立ち会いのもとに2004年3月4日開票作業を行った. 開票の結果は次の通りである.
有効投票数
有効投票総数 93×5票 無効投票総数 期限後到着 4通
得票数
順位 氏名 所属 得票数 1 齋藤 友克 AlphaOmega Inc. 41 2 野田 松太郎 愛媛大学 32 3 竹島 卓 富士通研究所 28 4 高橋 正 神戸大学 27 野呂 正行 神戸大学 27 6 平野 照比古 神奈川工科大学 20 村尾 裕一 電気通信大学 20 8 桂 重俊 東北大学名誉教授 19 9 西沢 清子 城西大学 18 牧野 潔夫 工学院大学 18 穴井 宏和 富士通研究所 18 伊藤 雅明 広島大学 18 13 横山 和弘 九州大学 17 加古 富志雄 奈良女子大学 17 15 元吉 文男 産業技術総合研究所 15 沢田 浩之 産業技術総合研究所 15 関川 浩 NTT 15 中川 重和 倉敷芸術科学大学 15 19 鈴木 正幸 岩手大学 13 19 佐藤 洋祐 東京理科大学 13 21 鈴木 祥介 東北文化学園大学 10 22 森継 修 筑波大学 8 23 平山 弘 神奈川工科大学 7 4. 当選人の確定
日本数式処理学会代表会員選挙規定第15条に基づき, 13票以上の得票を得た下記20名を当選とする.
齋藤友克 野田松太郎 竹島 卓 高橋 正 野呂正行 平野照比古 村尾裕一 桂 重俊 西沢清子 牧野潔夫 穴井宏和 伊藤雅明 横山和弘 加古富志雄 元吉文男 沢田浩之 関川 浩 中川重和 鈴木正幸 佐藤洋祐 以上,代表会員選挙管理委員会報告に対し,審議の結果全会一致で報告は承認された.
選挙管理委員長 高橋正
ページの頭に戻る1. 第7期会長選出
齋藤代表会員より会長推薦議案が提出された.会長候補として野田松太郎代表会員を推薦する.
推薦事由
- 人物見識が他に秀でている
- 第6期会長を大過なく勤められ学会の中心として余人をもって変えがたい.
- 過去の事例をみても会長任期が1期では事業の継続性に問題がある.
提案者より提案理由の説明の後, 審議の結果満場一致で野田松太郎代表会員を第7期の会長として選出した.
齋藤代表会員
2. 第7期役員選出
野田代表会員より以下の役員推薦議案が提出された.本会副会長・理事・監事として以下の会員を推薦する
役職 職務分担 氏名 副会長 会長補佐 竹島 卓 統括理事 会務統括 齋藤 友克 理事 編集委員長 佐藤 洋祐 理事 編集副委員長 穴井 宏和 理事 大会運営委員長 野呂 正行 理事 大会運営副委員長兼第13回大会委員長 平野 照比古 理事 大会運営副委員長兼第14回大会委員長 伊藤 雅明 理事 広報委員長 村尾 裕一 理事 広報副委員長兼会員担当 関川 浩 理事 出納担当 高橋 正 理事 国際交流担当 加古 富志雄 監事 西沢 清子 監事 牧野 潔夫 提案者より提案理由の説明の後, 審議の結果満場一致で以上の方々を第7期の役員として選出した.
野田代表会員
ページの頭に戻る1. 総括報告
2003年度は,大きな行事もなく平穏に学会が運営されました. 一方各担当役員が学会の運営に慣れ, 全体の活気が失せている状況が山積しているのも事実である.
もちろん,学生の理科・数学離れが大きく影響していること, 社会情勢として全てがゆとりを失っていること等が大きく, 学問への関心が失われつつある状況では, 学会の運営が困難であることは承知しているが学会としては, 何らかの手を打つ必要があると考える.会長 野田松太郎
2. 会員数
2004年3月31日現在の会員総数は, 323名(会員種別うちわけは,正会員 273名,学生会員 43名,名誉会員 3名, 会費免除会員 4名)である.総務担当理事 齋藤友克
3. 第14回大会開催予定
第14回大会は,広島大学で開催する予定である.(理事会 06009号)
日時 2005年 場所 広島大学 大会委員長 伊藤雅明 代表会員 学術担当理事 野呂正行
4. 代表会員選挙規定改定
日本数式処理学会理事会は,『日本数式処理学会代表会員選挙規定』 第8条[選挙の公示]ならびに第18条[施行日]を次のように改定した.第8条[選挙の公示]
選挙管理委員会は, 代表会員の選挙をおこなうにあたって立候補の受け付けを公示する必要がある. この公示には,以下の事項が記載されていなければならない.第18条[施行日]
- 立候補届出締切日
- 立候補届出必要書類ならびに届出場所
- 選挙日
- 開票日
- 当該選挙における代表会員の任期
- 代表会員の定数
- 本規定は2002年3月1日より施行する.
- 2004年1月19日に追加された選挙規定条項は同日より施行する.
総務担当理事 齋藤友克
5. 代表会員選挙管理委員会設置
日本数式処理学会理事会は, 第7期代表会員の選挙管理委員長ならびに選挙管理委員を 下記のように選任し任命した. 委員の任期は,第7期代表会員による最初の総会終了時までとする.
選挙管理委員長 高橋正 選挙管理委員 野呂正行,中川重和 総務担当理事 齋藤友克
6. 学術的会合
日本数式処理学会第12回大会
第12回大会を,次の日時および場所で開催した.
日時 2003年6月4日(水) 〜 6日(金) 場所 九州大学国際交流プラザ (福岡市早良区西新) 参加者数 約40名 内容 一般講演(19件) 学術担当理事 野呂正行
7. 学会誌
2003年度学会誌の発行状況は,以下の通りである.
- 『数式処理』9巻4号 2003年4月刊行 81ページ
- 『数式処理』10巻1号 2003年8月刊行 72ページ
- 『数式処理』10巻2号 2003年9月刊行 43ページ
- 『数式処理』10巻3号 2004年1月刊行 65ページ
学会誌担当理事 関川浩
8. 広報委員会報告
8.1 サーバの稼働状況
本学会のサーバの利用状況は,アカウントを所有している人数は, 14名である.各種委員会の運営の為稼働しているメーリングリストは, 4個である.
www.jssac.orgのアクセス状況は, マシン設置(2002年7月16日)以来 305,246件である. また,不正アクセス件数は,27,145件である.
数式処理システムのソースコードが置いてある ftp.jssac.orgのアクセス状況は,月間200件程度である.8.2機材状況
日本数式処理学会のメールサーバ並びに web サーバは,現在順調に稼働している. しかし,設置から約2年弱経過し機材の劣化が始まっていいる. 広報委員会としては,年2回の定期点検により機材のメンテナンスに勤めている. 早急に機材の更新が必要とは考えてはいないが, 交換の時期にきていると判断している.8.3 www.jssac.orgの全面改定
日本数式処理学会の web サーバは設置以来ファイルの追加で稼働して 来たが2003年夏に全面改定をおこなった.これにともない会員の 住所変更や所属変更などの届出がwww.jssac.org経由で おこなえるようにした.また,入会申請もこのサーバにより直接 申込ができるようにした.8.4 日本数式処理学会会員メーリングリスト
2003年度通常総会において広報委員会は, 『会員相互連絡のためのメーリングリストを作成する.』 を表明したが現在会員の為のメーリングリストは作成されていない. 本件は,次の広報委員会に対する申し送り事項とする.総務担当理事 齋藤友克
以上の2003年度事業報告に対し質疑応答の結果,全会一致で報告は承認された.
ページの頭に戻る第4号議案 2003年度会計報告
1. 収入の部
項 目 予 算 決 算 適 用 前年度繰越金 2,051,299 2,051,299 会 費 1,000,000 1,208,000 そ の 他 0 66,963 学会誌販売他 合 計 3,051,299 3,326,262 2. 支出の部
決算は当該年度の確定した支出を計上している. そのため2002年度に施行された事業であっても請求が 2003年度になされたものは2003年度に計上している.
項 目 細 目 予 算 決 算 金 額 大 会 費 用 100,000 90,252 大会会場費 83,415 大会消耗品費 6,837 数式処理発行費用 1,320,000 828,170 9巻3号 117,812 9巻4号 218,085 10巻1号 170,897 10巻2号 135,963 10巻3号 173,863 10巻1号抜き刷り 11,550 事 務 局 費 用 200,000 178,112 事務代行費 178,112 通 信 費 80,000 68,020 会費請求分 24,080 代表会員選挙 38,040 査読者郵便 2,180 定期購読者連絡 2,000 自動支払料金 200 宅配便料金 2,520 事 務 用 品 費 20,000 27,143 リボン/シール 21,840 伝票 893 ゴム印 4,410 雑 費 0 56,542 総会会場費 22,942 発送用封筒 33,600 小 計 1,720,000 1,249,239 次年度繰越金 1,331,299 2,077,023 合 計 3,051,299 3,326,262
『数式処理』10巻1号の抜き刷りは, 例外的に本体完成後に作成したため別途費用が発生している.総務担当理事 齋藤友克
3. 監査報告
この会計報告に対し,監事の佐々木建昭より監査報告として日本数式処理学会監事 佐々木建昭は,2003年度における 日本数式処理学会の経理元票ならびに会計帳簿を精査した結果, 会計処理が適正であることを日本数式処理学会2004年度通常総会に報告する.が書面で提出された.監事 佐々木建昭
以上の2003年度会計報告に対し質疑応答の結果,全会一致で報告は承認された.
日本数式処理学会理事会は,総会に対し会則第4条3項に定める名誉会員として, 下記の者を推挙する.ページの頭に戻る和田英一, 渡辺隼郎, B.Buchberger
名誉会員推挙の理事会提案に対し質疑応答の結果,日本数式処理学会総会は, 提案のあった3名の名誉会員推挙を満場一致で承認した.
よって上記3名は2004年4月10日をもって名誉会員とする.
総務担当理事 齋藤友克
ページの頭に戻る1. 第7期運営方針
第7期の学会の運営方針は, 通常の活動である大会並びに数式処理の定期的な発行をすることは当然ある. 更に次の5項目を重点目標として,学会の活性化をはかるものとする.
- 新たな会員の獲得は,学会にとって活性化の最も有効な手法である. そこで,会員の勧誘を積極的におこなう.特に若手の会員を増やす努力をする.
- 各々の委員会の委員の数を厳選し少数で運営することにより 個々の委員の活性化と責任の明確化をはかる.
- 論文の電子的公開を進める.
- 『数式処理』の内容をアルゴリズム・実装実験・応用を主体とし 萌芽的研究は積極的に掲載する. 各カテゴリにおける論文の採録レベルはカテゴリごとに明確化する.
- 国際会議(ACA)の準備をおこなう.
会長 野田松太郎
2. 本年度大会
本年の数式処理学会大会『日本数式処理学会第 13 回大会』は次のように決定した.
日時 2004年9月2日(木)13時〜9月4日(土)12時まで 場所 神奈川工科大学ITエクステンションセンター 大会委員長 平野照比古(神奈川工科大学) 学術担当理事 野呂正行
3. 数式処理発行
本年の『数式処理』発行予定数は5冊とする.学会誌担当理事 関川浩
以上の事業計画に対し質疑応答の結果,全会一致で計画は承認された.
ページの頭に戻る1. 収入の部
項 目 金 額 適 用 前年度繰越し金 2,077,023 会費収入 1,200,000 利息収入 0 雑 収 入 0 合 計 3,277,023 2. 支出の部
項 目 金 額 適 用 大 会 費 用 100,000 数式処理発行費用 1,000,000 Vol.10 (No.4), Vol.11(No. 1,2,3,4) 計算機機材費用 100,000 計算機購入費 事 務 局 費 200,000 事務手数料 交 通 費 30,000 事務局交通費 雑 費 用 250,000 通信費等 次年度繰越し 1,597,023 合 計 3,277,023 以上の予算案に対し質疑応答の結果,全会一致で予算案は承認された.
総務担当理事 齋藤友克
2004年 4 月 10 日 |
日本数式処理学会 |
2004年通常総会議長 |
野田松太郎 |
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